
2025年1月
一般社団法人日本舞台技術スタッフ団体連合会
理事長 横田 健二
新年あけましておめでとうございます。当連合会の理事代表を務めております、横田です。
皆様方におかれましては素晴らしい年始をお迎えしたこととお慶び申し上げます。
昨年の私たちの業界はコロナ以降の物件過多の状態が続き、目いっぱいの業務を何とかこなしていったという状態ではなかったかと思います。
幸いにも大きな事故もなく多くの業務をこなすことができたのはひとえに現場で働く皆様方のご努力のおかげと心より感謝申し上げます。
しかしながら今後も引き、続き働き方改革による長時間労働の規制の問題や人材不足による現場での働き手不足などの問題は継続していくことと思われます。
そんな中、私たちは引き続きライブエンターテイメント業界で働く舞台技術スタッフの皆様の、地位の向上・働く場所の環境整備・賃金のアップ・将来に向けた人材確保などにむけてスタッフ連合会の皆様と真剣に考え真剣に取り組んでいく所存です。引き続きご協力をお願い致します。
さて、昨年までの私たちはまずは私たち舞台技術スタッフの皆様の存在を広く多くの方々に認識していただくこと、そしてその現場で直面している様々な問題を多くの方々に理解していただくことを主眼として活動してきました。
その一つの活動としてまずはACPC様との情報共有・意見交換を行いました。定期的な連絡会議や研修会への参加など今までにない制作現場での問題連携ができたものと確信しております。今後ともこの連携は引き続き行っていこうと考えています。
そして、この活動をもとに次のステップとして各所にある大型施設様との連携の場の創出に現在取り組んでいるところであります。
こういった取り組み活動を通して我々の働く環境の整備や働き方の問題の解決に繋げられればと思っております。
この活動の成果を出すためには、現場で働く多くの舞台技術スタッフの皆様が同じ方向を向き同じ意識や行動をとっていただく必要があると思います。今後ともスタッフ連合会は皆様からのご意見を頂戴し各所との連携を図っていき情報を発信して行く所存です。会員各団体の皆様も現場で働くすべての皆様にその活動の内容をお話していただきご理解とご協力を賜ればと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
未来に向けて魅力ある素晴らしい業界になるために、皆様のお力も拝借し一緒に作り上げていきましょう!
結びに本年が皆様にとって素晴らしい年になりますことを心よりお祈りして新年のご挨拶といたします。