1.設立趣旨
コンサートプロモーターズ協会(ACPC)は、音楽を中心としたライブ・エンタテインメントを主催する全国のプロモーターで構成される一般社団法人です。ライブ・エンタテインメント産業のさらなる発展を目的として、各種の公益事業を実施しています。
ACPCは、音楽を主としたライブ・エンタテインメント産業における企業活動の活性化を目指すことを事業理念とし、同事業に関する調査研究、教育・啓蒙・普及並びに知的財産権の維持・管理・保全等を行うことにより同事業の健全な発展を図り、もって我が国の経済・文化の発展に寄与することを目的として設立されました。
1988年(昭和63年)に任意団体として全国コンサートツアー事業者協会が設立され、1990年(平成2年)10月に通商産業省(当時)の認可を受けて社団法人となりました。その後、公益法人制度改革により、2011年4月に内閣府の認可を受け、現名称に変更し、現在の組織体制となっています。
正会員(※1)79社、賛助会員(※2)135で組織されています(2025年4月時点)。
(※1)この法人の事業に賛同して入会した、音楽を主としたライブ・エンタテインメント事業を営む法人及び個人並びにこれらの者を構成員とする団体。
(※2)この法人の事業に賛同し、その事業に協力しようとするために入会した法人及び個人並びにこれらの者を構成員とする団体。
2.事業内容
2012年以降は様々な諸問題に取り組むなか、会場不足問題を契機にライブ・エンタテインメント議員連盟が設立され、2018年にはチケット不正転売禁止法の成立に至りました。
2019年には「スポーツ界×音楽界」のタッグとして、日本トップリーグ連携機構と当協会で新団体のEntertainment Committee for STADIUM・ARENA(ECSA)を設立し、より良いスタジアム・アリーナ環境の整備をめざしています。
またACPCの団体内組織として、2021年より招聘プロモーターで構成されるインターナショナル・プロモーターズ・アライアンス・ジャパン(IPAJ)、2022年より関西の会員社を中心としたACPC関西支部会が活動しています。
2020年以降のコロナ禍では、公演の再開と事業者の支援を目的として国・関係省庁・行政・自治体と協議を行うほか、「音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」の策定、音楽関連団体と連携した「Music Cross Aid」基金の創設、ワクチン職域接種、共同声明の発表などを行っています。
3.スタッフ連合会に期待すること
当協会会員社は会社間で考えるとライバルとも言える立場ではありますが、個々の会社間で公演開催、動員数を競うのではなく、コンサート人口全体の増加を皆で一丸となって目指しています。
そのためには安全安心で快適な環境での公演開催をひとつひとつ実現することを共通認識として持っています。
スタッフ連合会さんもこれまで同様、横の連携を強固にすることを継続されることを期待しつつ、共に多くの公演を開催していきたいと思います。
また、人材不足に関してもライブエンタテインメントの素晴らしさを観客のみでなく、働く場としてもやりがいがあり、魅力的であることを若い方々に伝えていく役割も一緒に担いたいと思います。

