1.協会設立趣旨
一般社団法人レーザーアートアンドサイエンス協会(LASA)は、芸術、展示、エンターテインメントなどを目的としたレーザー技術の研究、普及、安全教育などの啓蒙活動を行い、さらにこれらに関する安全基準を策定するために設立されました。協会は、レーザー演出や技術の可能性を広げることを目指し、多岐にわたる活動に取り組んでいます。

2.事業の内容
■ レーザー技術の安全基準の策定
国際規格 IEC60825-1 に基づく安全基準「LASA安全基準」を定めております。
■ 安全教育
レーザーの利用には一定のリスクが伴うため、LASAでは安全教育や安全基準の提供を通じて、会員および関連業界の安全管理意識を向上させ、事故の防止に努めています。また、レーザー機器を安全に利用するための技術と知識を備えた人材を育成するため、1985年より定期的にレーザー安全講習を実施しています。
■LASA安全管理責任者試験
2008年より、高い技術力と安全管理知識を認定する⽬的で「LASA安全管理責任者試験」を実施してます。
また、この試験に合格し、登録した者に対し、「LASA安全管理責任者証(LSAライセンス)」の発⾏を⾏ってます。
■ 安全と技術支援
LASAは、レーザーに関連する安全性や技術を支援するとともに、エンターテインメント分野におけるレーザーの活用を促進しています。また、会員と展示施設の管理者、クライアント、演出家の間の橋渡し役としても活動しています。
■ 業界全体の成長と連携
レーザー関連の従事者、技術者、芸術家、企業などが協力し合う場を設け、業界全体の発展を支えます。
これらの目的に基づき、協会はレーザー技術を活用した安全で創造的な社会を実現するために活動しています。

3.スタッフ連合会参加意義
当協会は、スタッフの地位向上や労働環境の改善が必要であると認識しています。また、エンターテイメント業界に携わる皆様と情報や問題を共有し、共に解決していけることを願い、スタッフ連合会に加盟いたしました。
4.今後の目標
■人材育成
レーザー技術やアートに関する専門知識を持つ人材を育成するため、ワークショップやセミナー、カンファレンスを開催し、次世代のアーティストや技術者を支援する。
■知識の普及
施設管理者向けに、レーザー安全基準に関する知識を広め、適切なリスク管理と安全性の向上を図る。
■資格の充実
LSAライセンスの拡充を進め、技能に応じたライセンス制度を導入することで、この業界に携わる者の地位向上を図るとともに、施設管理者向けの安全教育や資格試験の創設を目指します。
