日本舞台音響事業協同組合

1.組合設立趣旨

舞台音響とは 舞台をベースに、演劇・ミュージカル・音楽演奏・コンサート・舞踊等に係る音響の仕事をすることです。そこに聞こえるすべての音(音楽、音声、各種効果音)を演出プランにそって想像し、素材収集・録音編集を経て、音質・音量を考えた機材設定を行い、舞台成果を助ける音響演出と操作を行います。

舞台は人が集まる各種の空間に作ることができます。劇場・ホールのほか屋外の競技場、アリーナ、野外の広場でも舞台となるのです。昭和41年のビートルズの来日は大きなきっかけとなりました。日本武道館のような大会場での大音量を 種々のスピーカー・アンプや多チャンネルミキサーを据えた音響システムのレイアウトを作り上げたことにより、観客や聴衆を満足させるよりよい音を届けることができるようになっていきました。現在そして今後も、芸術・スポーツへの関心は益々盛んとなり、様々なエンタテイメントの舞台において、私共舞台音響事業に係る者の果たすべき役割も大きくなってきました。多くの舞台を通じて国民のニーズに対応した質の高いサービスを提供し、生活のゆとりと豊かさの創造に寄与することが私たちの目指すところであります。

 音響事業を取り巻く環境は数多くの問題を抱えております。その困難な状況において、一事業者としては対処できない様々の問題を音響事業に携わるものが相寄りあって協力する団体として、通産大臣の認可を得て1995年(平成7年)「日本舞台音響事業協同組合」を設立いたしました。今後も業界の発展と向上のために努力してまいります。

2.事業の内容

 組合の事業等は、 教育情報事業として年に一度の全国幹部研修会の実施、平成14年から国家試験として業界唯一の「舞台機構調整技能検定」をおこなっております。福利厚生事業として団体保険の加入、組合員の親睦を図る夏季冬季の懇親会開催、共同購買事業、を行っております。

3.スタッフ連合会参加意義

安全管理・業務環境・就業条件・企業経営の合理化・人材開発など、舞台エンタテイメントを支えるすべての人々が抱える問題を、舞台に係るすべての人々と共同して解決してゆくことが重要です。組合としてスタッフ連合に参加し業界全体の社会的地位の向上のための一助となりたいと考えます。

4.今後の目標

 舞台上の送り手と客席にいる受け手の間にあって、‟より良い音を届けたい“という音響技術者の思いを大切に、経営者と従業員の安全環境、仕事と生活が充実し、受け手となるすべての人々が芸術・文化・スポーツを楽しむ幸せを享受できる社会を目指して励んでゆきます。

組合員 44社 賛助会員26社

詳しくは日本舞台音響事業協同組合 URL : https//www.jassc.com を参照願います

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